出品を経て。
自分にとっては、お菓子は楽しむもの、
美味しいならそれで良し。
買う方の選択に添えるならそれで嬉しいですし、
他のものを選ばれるなら、それも良しで。
東日本大震災の時のこと。
被害を受けた地域のお菓子屋さんは、
無力感を感じられたそうです。
生きるか死ぬかの時に、お菓子は必要なものではないので。
でも、
復興するにつれ、
以前食べていたものを食べたくなった。
施されるのではなく、
自分のお金で食べ物が買いたい。
そういう時に、お菓子という存在が思い出されるのですね。
お菓子屋さん自身も、
自分の生活を立て直すのが精一杯、
物資調達もままならず。
それでも、少しずつ材料が手に入るようになって、
やっぱりやろう、という気持ちが湧いてきて。
再開したらとても喜んで下さった。
やって良かったと思えた、
というお話を聞きました。
贅沢品かも知れないけれど、
だからこそ、得られるものがあるんじゃないかな。
今日、ジェイアール高島屋で、
パティシエの鎧塚俊彦さんにお会いしました。
物腰が柔らかい方です。
奥様の川島なお美さんのご葬儀の時に、
号泣されていらっしゃったのを思い出します。
ご本人も目がお悪いそうなんですが、
それも乗り越えていらっしゃいます。
バレンタインの催事の時にはチョコの箱にサインを頂きました。
鎧塚さんのサインはとても可愛いのです(^^)
本当に純粋な方なんだなと思いました。
雲の上の存在というよりも、異次元の方なんですが💦エクアドルで、カカオ豆の栽培農家も経営していらっしゃいますし。
お菓子って美味しいんだよ、
甘いんだよ、
楽しいんだよ、
って言ってくださっている気がします。
バターや卵を沢山使ったお菓子は、
アレルギーや体調などで食べられない方も多いと思います。
ごめんなさい。
そういった方への配慮が出来ていないのは分かっています。
自分自身、勉強が出来ていないし、
私よりもきちんと向かい合ってみえる方が大勢いらっしゃるので、
そういった方々にお任せします。
色々材料も変えてみたけど、
やっぱり王道に還りました。
植物性のものだけを使うなら、
多分和菓子にすると思います。
それでも卵が入るものを作っちゃうかも知れませんが。
それを選ぶかどうかも、お客様の意志だと思っています。
今は、自分が純粋に美味しいと思えるか、と向き合うのみ、かな?
そして、製造に耐えられる体力保持とかね😅
今日は、
お客さんに戻って思ったことをつらつらと書かせて頂きました。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。